ぼくとー旅行記

どんなに些細な距離であっても、非日常がそこにあるならそれは旅行である。

名阪甲特急・ひのとり

初稿: 2024/07/07

 名古屋で友人と集合。ということで一旦大阪まで行った話。

2022年5月2日 (D1)

グランドリーム103号(2号車):東京駅八重洲南口(2140)~大阪駅JR高速BT(0521)

東京駅に並ぶドリーム号

 ラボ終わりに東京駅に駆け込んで。JRバスが運行する夜行バス「ドリーム号」に乗車です。流石はGW前夜の東海道、JRバスだけでも数々の夜行バスがひっきりなしに八重洲口から旅立ちます。こうして駅前の一等地からバスに乗れるのが、JRバスの強みです。

鮎沢PAにて

 さて、そんなドリーム号にはランクがあり、豪華(2列/個室)な「ドリームルリエ」、標準(3列独立)タイプの「グランドリーム」、廉価(4列)な「青春エコドリーム」がありますが、これが人生初の夜行バスなこともありグランドリーム号を選択。やはり隣に人がいない3列独立シート・トイレ付は安心感が違います。結局使わなかったですけど。繁忙期なだけに、今回は続行便の2号車に割り当て。このようにドリーム号は、様々なグレード・号車のドリーム号が連なって、深夜の新東名・新名神を駆け抜けます。そのため、SA・PAの休憩の際には戻るバスを間違えないよう気を付けねば。

夜明け前の御在所SA

 休日をフルで有効活用するには、夜間に移動するに限ります。昔なら、東京~大阪を夜間に移動する手段は急行銀河とかムーンライトながらとかあったものですが、現在は夜行バスしか選択肢が無いのが残念でなりません。夜行バスはシートベルトだったり消灯だったりいろいろ窮屈ですし……。でも夜中のサービスエリアでの休憩は夜行バス特有の魅力。軽く伸びをしては、特にあてもなく明るい建物へ引き寄せられます。深夜にも関わらず独特の賑わいがあるサービスエリア、その解放的な空間で飲む缶コーヒーは格別です。ところで休憩中の御在所SA、本来の旅程には無く、渋滞が生じたための臨時停車らしいのですが……。あれ、けっこうこの後の乗り継ぎギリギリだけど??

2022年5月3日

大阪メトロ四つ橋線西梅田~なんば

西梅田始発なので快適

 夜行バスの遅延が不安で、結局ほとんど眠れなかったものの、致命的な遅延に繋がることはなく何とか大阪駅に到着。夜バスに向いてない性格ですね。というか夜行の前後にキツキツの予定を入れるのはやめよう!

 そんな大阪(梅田)ですが、目的の近鉄は難波発。東京で言うところの東京と新宿みたいなものでしょうか。地下鉄で移動しなければならない距離なので、ダッシュ西梅田駅へ。本数もまばらなので油断禁物ですが、なんとか間に合う電車に乗れました。流石に早朝の地下鉄ならダイヤも定刻通りです。

ここまで来れば勝ち確
ひのとり6列車:大阪難波(0600)~近鉄名古屋(0806)

フラッグシップたる名阪甲特急

 早朝の大阪難波駅はまだお店も開いていませんが、朝から電車がひっきりなしに発着します。というか基本直通運転が多いとは言え、近鉄阪神の結節点が2面3線で大丈夫なんですか……?東急田園都市線渋谷駅よりはマシでしょうけど……。当然のことながら当駅始発の特急といえども長時間停車することは許されず、5~10分前の入線です。残念。

地下に輝く真っ赤な車体

 やがて薄暗い地下に真っ赤なハイデッカー車体が入線してきて。今回のお目当てはこの近鉄特急のフラッグシップ「80000系ひのとり」です。近鉄の豪華特急といえば伊勢志摩へ向かう「しまかぜ」が有名ですが、観光重視の「しまかぜ」とは異なり、ビジネスユース快適さ重視の豪華特急という印象。全席バックシェル付でグリーン車にも勝るハイグレードな座席が「ひのとり」の売りです。

「ひのとり」プレミアムシート

 今回はそんな「ひのとり」の中でも更に上級座席、車両の両端(1,6号車)にしかない「プレミアム車両」に乗車します。標準軌なのに1+2列配置、電動リクライニング・シートヒーター付で座り心地もグランクラス並のかなり豪華な座席で、更にハイデッカーからの車窓・前面展望も楽しめます。そして今回はプレミアム車両のさらに末端、1C席を何とか押さえることが出来ました!……そう、写真で見て取れるように逆向きの端っこ(後面展望はできる)・かつ2人掛け座席なのが残念です。でもこの座席が精一杯でした……。

カフェスポット

 近鉄「ひのとり」の名所といえばこの「カフェスポット」。お菓子やグッズ、挽き立てコーヒーの自動販売機が設置されていて、長旅に華を添えます。これくらいなら人件費もかからないですし、東武スペーシアやら新幹線やらにも普及してほしいですね…。というかペットボトルの自販機くらいは復活してくれ。まあマナーの悪い連中が大量に紙コップをお持ち帰りしてましたけど。せめてコーヒーは買え。

在来線で行く名古屋

 そんな「ひのとり」は主に名阪甲特急*1に投入されており、名阪を約2時間で結びます。便利で速い「のぞみ」を使えば新大阪~名古屋は1時間切るので、近鉄なんか使わなくても…と思うかも知れませんが、「のぞみより安価により快適な座席に乗れる」のが「ひのとり」のメリットです。というかそのメリット強化のために「ひのとり」は生まれたようなものでしょう。事実、新幹線とは比べものにならないレベルで快適な座席で、夜バスで眠れなかった私は爆睡してしまいました

目が覚めたら名古屋

 という訳で、近鉄が満を持して投入したハイグレード特急「ひのとり」は、わざわざ夜バスで大阪に行ってまで乗る価値のある列車だったと思います。また乗りたいですもん。というか、また乗った*2ので、後日記事を書きたいと思います。

名古屋でも目を引くひのとり

 短くオチの無い記事ですが、最後までお読み頂きありがとうございました。

*1:名古屋~大阪間の近鉄特急の速達タイプ

*2:2024/6/23