ぼくとー旅行記

どんなに些細な距離であっても、非日常がそこにあるならそれは旅行である。

クロとロハネと神の國

初稿: 2023/10/13

 この夏もいろいろ大変でしたが、だからこそ旅行が必要な訳で。たまには旅行記を興奮冷めやらぬうちに書いてみます。

2023年8月20日 (D2)

さくら540号:広島(0810)~岡山(0850)

 広島に潜伏しておいて、朝早くから岡山駅に移動です。東京からでは間に合いませんからね。使うのはこの「WESTERポイント特典きっぷ」、乗車券相当のポイント数で新幹線に乗れちゃう大変オトクなきっぷです。全額ポイント支払いなのでまとまったポイント数が必要なのが欠点ですが、期限間近なポイントを抱える身としては好都合です。何せ関東圏じゃ使い道がありませんから。

WESTERポイント特典きっぷ

 左下にポイント数の内訳が印字されていて、乗車券部分は1540P・指定席特急券部分は1530Pだそうです。合計で3070Pなのはその通りなのですが、なぜわざわざ細かく設定されているのかは定かではありません。それよりもこれ、クレジットカード決済を利用していない(ポイント使用のみ)ため、クレジットカードでは発券できないんですよね。それに気づかず、みどりの券売機J-WESTカードを突っ込んでは発券されずに焦りました。e5489アカウントに紐付いているんだから、カードでまとめて発券できるようにしてくれても良いと思うんですけどね、えきねっとみたいに。

 さくらを選んだのは、のぞみと所要時間が大差ないのと、指定席が広い(2-2配置)から。2列のA席を指定し、車両は半室グリーンの指定席部分です。実際乗ってみると、のぞみはJAPAN RAIL PASS使用不可だからか、外国人客で大混雑でした。考えてみれば当然ですが、それは考えてなかった。日本に観光に来てくれる人がいるのは、良いことです。

やくも5号:岡山(0905)~出雲市(1208)

岡山駅に入線するスーパーやくも

 意外と乗り換え時間が短いにも関わらず、新幹線が数分遅延したのにはヒヤッとしましたが、無事入線に間に合いホッと一息。

 今回のメインディッシュはこちらのスーパーやくも塗装の381系。国鉄型特急車両の生き残りで、所謂「振り子式特急」の元祖です。大雑把に言うと、カーブにおいて遠心力に任せて振り子のように自然に*1車体を傾けることで、遠心力を垂直方向に逃がし、乗り心地の低下を最小限に抑えながらカーブの通過速度を向上させることができる車両のことです。これにより曲線がちな在来線特急の高速化を実現し、新幹線と共に移動の所要時間短縮を支えた偉大な車両です。この歴史に残る名車の、国鉄特急顔が素晴らしいですね。特急マークが輝いています。

今なお生きる正統派国鉄型特急

 とはいえ振り子式も良いことばかりではなく、特に381系は振り子初代ゆえの研究不足(カーブ通過と車体傾斜との間のタイムラグ)もあり酔いやすいと言われていますが、その乗り心地は如何ほどなのでしょうか。鉄道車両で珍しくエチケット袋が備え付けられているのが不穏ですね。

洗面所で存在感を発揮するエチケット袋

 それでは停車時間も短いことですし、早速乗り込みましょう。今回乗るのはこの国鉄特急顔…ではなく、反対側(出雲市方)のパノラマグリーン車です。

今となっては珍しいパノラマ車

 こちらのWESTERポイントアップグレードチケットレスで通常の特急料金+1000Pでグリーン車に変更できたので、せっかくのパノラマグリーン車に乗車します。

特急やくも 出雲市

贅沢な2+1配置で広々座席

 グリーン車らしく2+1配列の贅沢な座席ですが、最大の価値はそれではなく、その先に広がるパノラマです。何と今回は最前列の1Aが取れたので、前面展望を存分に楽しめます。10時打ちではなかったので、流石に1Cは取れませんでしたが……*2。隣席の人はGoProを貼り付けて前面展望を録画してました。

運転席も、その先の景色も、撮り鉄

 年季の入った特急電車は岡山駅を出発すると、山陽本線を快走し倉敷駅へ。ここから伯備線に入り、中国山地を乗り越えて山陰本線を目指します。ここで車掌さんから気になる放送が。「このさき伯備線に入りますと、揺れが激しくなります」少しばかり、緊張が走ります。

昭和を感じる内装

 結局のところ、乗り物酔いは全くしませんでした(というかこれまでバスでも船でも酔ったことはありませんが)。振り子のタイムラグも、「意識してみれば感じられる」という程度。でも弱い人は酔うと思うので注意は必要ですが。面白いのは、振り子を感じなくても正面の架線柱を見ると結構傾いていると分かることです。というか、これくらい傾けないと遠心力がヤバいんでしょうね。

意外と傾く振り子車両

 こんな形で振り子車両を最大限活かし、山の中をどんどん進んでいきます。流石に100 km/hは滅多に出ませんが、70-80 km/hくらいは出したりしています。こんなカーブだらけなのに。備中高梁からは「さらに揺れが激しくなります」との放送があって、単線区間に突入。特急なのに行き違いのために停車することもありましたが、すれ違う車両がまた面白いので飽きさせません。

エル特急(死語)

 やがて分水嶺を越えると右手に伯耆富士が見えてくる…らしいですが、雲があった上、反対側の窓なのでよく分かりませんでした。でも、全線に渡って夏山が綺麗でした。あと、展望窓から前を見てると分かるんですが、撮り鉄達って結構ヤバい場所に居るんですね…。被写体の気分がわかります。

一瞬開ける運転席

 そして山陰本線に入ると列車はスピードを上げ、米子駅で運転士が交代。駅に止まる気動車の群れが、山陰を感じさせます。

展望窓に広がる宍道湖が美しい

 米子を発つといよいよ島根県に入り、松江を抜けると眼前に宍道湖が広がります。ひたすら宍道湖沿いを走るので、パノラマ車に映る景色は絶景です。運転士も、この区間は走ってて気持ちがいいんじゃないでしょうか。ちなみに、この区間も振り子は効いているので、側面の窓から宍道湖を撮ろうにも仰角が難しかったりします。

僅かな複線区間で、宍道湖を背に離合するゆったりやくも(パノラマ付)

 宍道湖を離れると、とうとう終点出雲市に到着。3時間、長いようで短い、楽しい旅でした。幸い、酔わずに済みましたしね。しかしこうして見ると、特急といえど結構しょぼい運転台ですね……。

長旅お疲れ様でした

 終点まで乗ったので、車内点検を他所に381系スーパーやくもの観賞タイムです。381系パノラマ車の先頭形状も、スピード感と優しさが共存している良いデザインだと思います。そしてスーパーやくもの紫色の塗装、美しいです……。

紫を纏った「スーパー」な衣装

 そうこうしていると、やくも5号は車内点検を終え、扉を閉めると西出雲方へと引き上げていきました。ホーム上から、その姿を見送る。国鉄が遺していった381系は、ノスタルジックな武骨さと、丸みを帯びた優しさとのハーモニーが美しい車両だと思います。

ありがとうやくも、さようならやくも
一畑電車特急:電鉄出雲市(1250)~出雲大社前(1307)

出雲といえば出雲そば

 駅中のお店にちょうど入れたので、まずはお昼ご飯。出雲そばをいただきます。何枚かに分かれているのが特徴で、香が豊かなおそば。直接つゆをかけて食します。天ぷらも美味しゅうございました。ごちそうさまでした。

うーん、福井でも似たようなの見たような

 それでは、JRの駅から少し歩いて一畑電車電鉄出雲市駅へ。よくある地鉄ってやつですね。観光客輸送があるからか、切符をキャッシュレスで買えたのには驚きました。有人改札では入鋏されましたが。

虎の子7000系

 ちょうどいい時間に直通特急があったので乗車します。通常、出雲大社までは川跡駅大社線に乗り換えが必要なのですが、直通かつ速達(途中停車駅は僅か大津町・川跡のみ)で出雲市出雲大社を結んでくれるという観光客には神様のような列車です。川跡での方向転換もあり、オタクにも嬉しい列車ですね。
 贅沢にも2両編成で運転して…って乗客は僅か数名。仮にも全国的に有名な観光地のはずなのに、大丈夫なのでしょうか……。まあ時間帯が悪かったのかもしれませんが。

駅から出雲大社は、徒歩10分ほど
島根県立古代出雲歴史博物館

山も近くに、神々しい風景

 駅を出ると出雲大社まで一本道。他に栄えてる道も無いので、迷わないですね。規模こそ違いますが、東武日光の駅前に似た雰囲気です。特急の車内とはうってかわって、参道は賑わっています。この人達はどこから来たんだろうか。

 さて、出雲大社へ歩を進めていくと、気になる看板が。「島根県立古代出雲歴史博物館」……?ほう、面白そうです。歩いてすぐのようですし、歴史好きとしては行かない理由はありませんね。正直外は暑くて涼みたかったし。こういう歴史スポットは、先に解説を見ておいた方がより楽しめますから。

割と最近できたっぽい博物館。館内は綺麗でした

 入館料を払い、いざ中へ。受付で荷物を預かってくれるという手厚い対応で、遠くからの旅行客にも優しいスポットです。展示内容は出雲大社の建築の変遷(建立当初は当時としては異様な高さを誇ったとか)から出雲国風土記の解説、そして何より近隣の荒神谷遺跡等から出土した大量の青銅器(本物)の展示が必見でしょう。銅鐸や銅剣など日本史の教科書に載っているような青銅器が、壁一面に並んでいるのは圧巻の光景です。しかも工業生産もない昔のこと、その青銅器は一個一個異なる個性が見られます。昔の人は、よくこんなにたくさん作ったな……。

教科書の一ページが目の前に

 正直、神社に併設している宝物殿とかはイマイチなことが多いですが、流石は県立博物館。時間が無くてじっくり見ることはできませんでしたが、大満足の濃い展示です。あまり有名ではない気がしますが、立地も悪くないですし出雲大社を訪れる際には是非こちらもオススメします。

出雲大社

堂々たる入り口

 思わぬ寄り道をしてしまいましたが、出雲といえばここ、いまや縁結び大社でお馴染み出雲大社を参拝します。良い縁に恵まれますように。けっこう外国人観光客が居たのが印象的でした。日本の神様はそこまで影響力あるかな……。さて、神社に行ったら必ずおみくじを引くことにしてるんですが、気になる結果は……「末吉」でした。……うん。まあクリスマスまでには良いことあるんだろうか。あるよね……?

出雲大社

 夏の日射しを浴びながら、色々周囲を見て回ります。博物館で予習したおかげか、見る目が変わった(?)気がします。解説の立て札があったりするのが親切でした。

苔むすのはまだまだ先
一畑バス出雲大社バスターミナル(1540)~JR出雲市駅(1618)

ちょっとレトロな型式

 帰りは出雲大社の駐車場併設のバス停から、路線バスに乗っていきます。別に駅まで歩くのが面倒くさくなった訳ではなく、良い時間の一畑電車が無かったからです。それもそのはず、駐車場は自家用車で一杯でした。境内のたくさんの観光客は、車で来ていたんですね。まあ、島根県は鉄道で行くには便が悪いですからね……。それで電車の本数が減って、更に便が悪くなる悪循環。

 このように、電車が無い危険性があるので、出雲市駅で往復乗車券を買うのは避けた方が無難です(出雲市出雲大社前の往復乗車券が券売機で販売されている)。バスの方が若干運賃は高いですが、乗り換え無いし電車とは相補的なダイヤなので、都合の良い時間のがあればバスも十分選択肢に入りますからね。なお、この路線バスは出雲大社前駅にも停車するので、駅まで行って絶望していても大丈夫です。

 流石にバスは、座席が全部埋まる程度には乗客がいました。なかなかローカルな道を通ったり旧JR大社駅停留所があったり面白いルートですが、久々に着席してバスに揺られていると眠気が……。

ranpu-no-yu.com

 うとうとしていると終点JR出雲市駅に到着。早めの晩御飯を食べると、まだまだ帰りの電車まで時間があるのでこちらの「出雲駅前温泉らんぷの湯」で時間を潰すことに。汗を流して浸かる露天風呂が気持ちが良いです。時折聞こえる気動車の音がいいアクセント。そして風呂上がりに飲む瓶牛乳は格別ですね。まあ自販機で牛乳は売り切れてたのでコーヒー牛乳でしたが。

JRの高架下にはイソヒヨドリが居ました
寝台特急サンライズ出雲出雲市(1855)~東京(0708)

サンセット出雲

 殺人的だった夏の日射しも、ようやく優しく赤みを帯びてきて。一日の終わりを感じさせる涼風を浴びながら、駅へと歩く夕涼み。都会とは異なり喧騒とは無縁な空間が、旅の終わりの雰囲気を盛り立てます。旅の終わりも、すぐそこに。

堂々輝く「東京」の二文字

 これはもう説明不要でしょう。言わずと知れた名列車、現代に残る唯一の寝台特急サンライズ号」。一本で東京まで行けるという事実が、鉄道網の素晴らしさを感じさせます。長距離列車は分断される傾向にありますが、東京まで/から一本で行けるという列車の存在はロマンであると同時に、心理的距離を縮めてくれる気がします。

 東京行きの乗車券を改札に通して、ホームへ昇ると同時に、気分も高まります。ホーム上では荷物を抱えた他の旅行客が、寝台券を見つめながら同じように列車の入線を待ち望んでいました。小さな駅に見合わぬ乗客の大荷物が、この先の旅の長さを予感させます。

シャイニング・サンライズ

 定期列車とは思えない存在感。ブルートレインとはまた違ったベクトルの美しさの車体が入線してくると、ホーム上の人々は老若男女問わず思い思いにカメラを向けます。…とはいうものの、意外と停車時間は短いので、さっさと車内に、一晩のテリトリーに乗り込みます。

4号車2階

 ブルートレインを思わせる車端に寄った廊下を抜けて、本日の宿へ。引き戸ではなく普通の開き戸なのが、特別感を漂わせます。

個室に大きなベッド

 扉を開けると、大きなベッドがお出迎え。そうです、今回は1列車に6室しかないA寝台個室「シングルデラックス」に宿泊です。というか、このプラチナチケットが奇蹟的に取れたから出雲行を決意したようなもの。もうね、ドキドキが止まりません。

これも自分の個室の中

 ベッドが大きいのみならず、デスクも、専用の洗面台も個室内についているのです。B寝台とは別格の個室、まさにデラックスな空間です。列車内で、ここまでの空間を一人で占有できるとは。ソロ・シングル(B寝台個室)の秘密基地感も好きなのですが、それとは世界が違います。

夜へのグラデーション

 自室の窓は太平洋側なので、最後に宍道湖を見るべく3号車のラウンジへ。朱から緑、青へと変わる連続的な空の色を水面に映した、宍道湖の不思議な表情を見ることができました。もう少し早い時期なら(日没の遅い時期なら)宍道湖に沈む夕陽を見ることができたらしいですが、これはこれで良い。あとこのラウンジ、寝室でもないので特に防音とかも施されてないのですが、おかげで285系のモーター音を満喫することができました。特急らしい、力強い走行音です。

A寝台特典のサンライズバッグ

 自室に戻ると、車窓はすっかり暗くなってしまいました。ここで検札があり、車掌さんからA寝台特典のアメニティセットを受け取ります。このサンライズの袋の中には、タオルやら歯ブラシやら、アメニティが入っているらしいです。勿論、勿体なくって使っておらず、記念品にしてますが。あ、でもシャワーカードは使いました。混む前に…と思ったのですが、伯備線内でのシャワーはオススメしません。激しく揺れますから。

A寝台専用シャワールーム

 サンライズ2階席といえば、やはり夜空です。室内灯を消して星々を眺めながら晩酌を楽しみます。伯備線は街灯も無く、とても星が綺麗です。山の天気は変わりやすいのでしょうか、途中雷雨の区間もありましたが、かと思えば満天の星空が見えるところも。デスクを使って晩酌すべきか、ベッドから窓の外を見やって星空を楽しむべきか。シングルデラックスでは居場所が設けられているゆえの、贅沢な悩みです。

月がきれい

 サンライズ2階の窓は曲面になっているため、灯りを消してベッドに横たわれば、月明かりが差し込みちょうど頭上に星空が広がります。全身でレールの繋ぎ目を感じながら、自分だけのプラネタリウムです。なんて調子に乗ってると、浜松駅の水銀灯に起こされるんですけどね。浜松に限らず、駅や踏切が眩しすぎる。ちゃんと寝るときはカーテンを閉めましょう

太平洋にサンライズ

 サンライズ、夜バスとは比べものにならないほど快適で寝心地は良いんですが、あまりの非日常性に興奮して眠れないのが玉にキズ。横になりうとうとしながらも、豊橋くらいまでは意識があり、浜松で起こされながら熱海で起床……って全然寝てないですね。東日本管内に入り、寝るのを諦めてカーテンを開けると、もうすっかり夏の太陽が太平洋から昇った後でした。見覚えのあるE231系が、旅の終わりを告げます。ただ、この併走する満員電車をベッドで横になりながら眺めるのが、東京行サンライズの醍醐味でもあるのですが。いつもなら数分の遅れでイライラする東海道線も、横になりながらの移動なら、いくら遅れても許せます。

あっという間に東京駅

 併走する電車の本数もどんどん多くなっていき、名残惜しいですが終点東京に到着。朝の混雑した東京駅東海道線ホームに、朝日を浴びた非日常が滑り込みます。九州ブルトレのターミナルだった時代は遠い昔。今や上野東京ラインの途中駅になってしまいましたが、やはりサンライズ(やサフィール)が止まっていると画になります。

 シングルデラックス、快適でした。何より部屋に洗面台があるので、洗顔のために朝並ばなくていいのが最高です。とはいえ、出雲の所要時間でもデスクを持て余した感があるので、瀬戸ではシングルでも十分な気もします(貧乏民並感)。私程度にはベッド一台で十分ということか……。まあ下りサンライズなら、デスクで朝食を摂るのも良さそうですね。非日常の象徴たるサンライズの、さらに非日常の頂点は、とても素晴らしい旅を演出してくれました。興奮してたせいで寝不足だけど。

おわりに

 JR在来線の高速化に大きく貢献し、一時代を築いた振り子式特急。一方でJR四国の8000系(しおかぜ)や特急あずさの後継は振り子を廃止したり、JR北海道オーシャンアローも振り子を停止したり、その進退が危ぶまれる時期もありました。結局はJR四国2700系では復活し、やくもやしなのの後継も振り子を継承すると発表され、ほっと一安心ですが。その技術の源流たる381系は、(酔いやすいなど批判もありますが)歴史に残る名車でしょうし、一度乗っておいて損は無いのではないでしょうか。少なくとも私は、乗っておいて良かったと思っています。

 最後の国鉄型特急車両やら、最後の(定期)寝台特急やら、いろいろファン垂涎の列車が走る伯備線。沿線の観光地も恵まれていることですし、381系の引退が発表された今、混む前に訪ねてみては如何でしょう?

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

*1:改良が進み最新の車両では人為的に傾斜させる

*2:1Aは運転士の真後ろのため、多少前が見づらい一方、1Cは1人席かつ前方に遮るものが何も無いため一番前を見やすい